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学生ローンの融資枠設定の管理

学生ローンの融資枠設定も、重要な顧客管理の仕事の一つです。
特に平成21年に完全施行予定の新貸金業法では、総量規制が導入され、与信枠の見直しを短期的に行う必要が迫られるので、対応が難しいという声が多くあがっています。
総量規制とは、自社で50万円以上貸し付ける場合や、借り入れの総額が100万円を超える場合は、収入証明の微求を義務付け、年収の3分の1を超える場合は、貸付をしてはいけないというものです。

学生ローンはATMを設置している会社がごくわずかなので、あまり関係がないかもしれません。
と、いうのも、ATMがなければ、申し込みを受けた際に信用情報を照会すれば済むので、与信枠設定はたまにやれば済んでしまうわけですが、ATMがあると、いつATMで貸付が実行されるかがわからないので、そのまま放置すると知らない間に総量規制違反となってしまう可能性があるわけです。
しかも、与信枠設定の対象者は、何も現在残高が残っている顧客だけとは限りません。
既に完済している顧客が、いつ再契約で利用するかわからないので、完済者までもが対象となるわけです。
こうなると与信枠の見直しが膨大な量となってしまう為、実務ではどのようになるのか、不安と疑問を持つ貸金業者が数多く存在することは言うまでもありません。
また、信用情報照会のコストもバカになりません。

●具体的な与信枠設定

@契約当時未成年者の成人後の再設定
学生ローンは未成年者に対しても貸付をしています。
しかし、融資限度枠は5万円〜10万円と、低額に抑えられているのが実情です。
しかも未成年者には、未成年取り消しというリスクが常につきまといますので、やはり貸し倒れリスクと、世間的に批判を浴びるというリスクもつきまとうわけです。
では、なぜそのような危険を犯してまで、学生ローンは未成年者に対しても貸付をするのでしょうか?
それは、必ずいつかは成人するからです。
成人すれば、堂々たる顧客となりますので、未成年者に対しても多少のリスクは承知の上で貸付をするわけです。
成人するということは、当然与信枠が一気に上がりますので、成人した日、又はその翌営業日に与信枠を再設定します。

A取引途中(成人)の与信枠設定
貸付時に未成年者の場合は、生年月日で検索して成人となる日に与信枠を再設定するわけですが、通常顧客(成人)については、前回与信枠を設定した日から、半年後、あるいは1年後といったように、前回の与信枠設定日で抽出します。
例えば、3ヶ月に一度は与信枠を見直さなければいけない場合は、3ヶ月前に与信枠を設定した顧客を抽出し、信用情報のデータを照会・取引状況等によって、与信枠の増減、あるいは現状維持を決定します。

B完済者の与信枠設定
完済している顧客についても、やはり与信枠のチェックを施します。
なぜならば、ATMなどでいつ再契約されるかわからないからです。
ただし、通常顧客よりは、与信枠の設定間隔は長めでOKです。
目安として、1年に一度程度で大丈夫です。
そのかわり、カードの有効期限を設定し、例えば完済してから2年以上利用がない場合は、カードが使えなくなるようにするといった工夫が必要になります。